科学(Science)と技術(Technology)についてのニュースや事物を紹介
スマートフォンやノートパソコンなどの小型化が進んでいる電子機器では、CPUや電源回路等から発する熱をいかに制御するかが問題となっている。特に、バッテリーであるリチウムイオン電池は熱に弱く、破裂・発火する事態もたびたび報告されている。 そのため、技術者は、ガラスやプラ...
私たちが、ロボットに何かを行わせる場合、明確なタスクを前提とし、曖昧さのない命令をプログラムしなければならない。しかしもし、人間に対するのと同じように、言葉で教えたり映像を示すことで真似させたりすることができればロボットの制御はずっと楽になるだろう。 脳波制御ロボット 一方...
Credit: Center for Whale Research 閉経は、月経が停止し、子供が産めなくなる状態を言う。人間では、およそ50歳位で訪れる状態だが、シャチなどの一部のクジラでも閉経がある。しかし、なぜ閉経が存在するのか、また閉経は進化上何らかのメリット...
Credit: Wikipedia 人が見えるものを認識するとき、網膜から入力された情報は、電気信号に変換されて、脳の後頭部側にある一次視覚野(V1)に送られる。 V1には、視覚の空間情報のマップがある。つまり、視野をグリッドで区切った場合に、対応するブロックを処...
MITは2019年9月25日、ダイヤモンド量子センサーを統合したミリスケールの量子センサーモジュールを開発したと発表した。このモジュールは、室温で動作し、単体で磁場の方向と大きさを検知できるという。 量子センシング ダイヤモンドは、窒素を取り込むと隣接位置の1...
スタンフォード大学(Stanford University)の研究者は2017年3月27日、ディープラーニングを使用して糖尿病性網膜症を検出するアルゴリズムを作成したと発表した。糖尿病による失明を世界中で減らせる可能性がある。 糖尿病には世界中で4億1500万人以上の人...
最新の研究では、生物の記憶は脳に蓄積されるのではなく、符号化されていると考えられている。そして、記憶するとは脳細胞のつながりが活性化することで、思い出すとは同じ脳細胞のつながりが再び活性化することでしかないという。つまり、去年行った旅行の風景や自分の大切な人のことなどは...
Credit: EPFL スイス連邦工科大学ローザンヌ校は2019年9月27日、触覚フィードバックを伝える柔軟な人工皮膚を開発したと発表した。この人工皮膚は、着用者の動きを即座に検知して、皮膚感覚をフィードバックする能力を持つという。 触覚とハプティクス 触...
ラトガース大学は2019年9月10日、降雨量の増加は土壌が水を吸収する能力を低下させる可能性があると発表した。これにより、地下水への供給、食料生産、水害に対する安全、生態系などに深刻な影響を与える可能性があるという。 より進行していく気候変動 近年、世界各地で、...
国連による2014年の試算によると、世界中で、推定7億6800万人が安全な水を利用できず、35億人が水に関する何らかのストレス下で生活しているという。しかし世界の水需要は、産業の発展によって2050年までに約55%増となり、世界の人口の40%が水資源に制限のある地域に住むこ...